自分の値段は自分で決める~自分のコンテンツが売れない人が決定的に足りないもの~
最近こんな方々からのご相談が多いです。
・自分のスキルやコンテンツに明らかに低いと自覚のある値段をつけていて、稼げない
・自分のコンテンツに値段を付けられない
既に決まった値段の商品やサービスを売ることができても、いざ自分自身の商品やサービスを売ろうとすると、途端と自信がなくなり、こういった悩みを持つ方がいらっしゃるようです。
この原因は、ほぼ心の問題から起きています。
今回はこのことを分かりやすくご説明するために、お二方の事例を元に、その特徴と対策法をお伝えしたいと思います。
副業で占い師志望のAさん
Aさんには夢があり、その夢を叶えるためにバイトをしているのですが、思いの外お金が貯まらず、いつもお金の問題を口にしていました。
Aさんは感性が強く、スピリチュアルの世界にとても共感し、ある時バイトでは稼げないから、かたわらで占い師をすると決め、相談してきました。
そこでAさんが言ったのは、
「いままで趣味でやっていたけど、仕事にするってなった途端にどうしていいのかわからない」
「最初は60分1000円でやろうかな」
と言っていました。
1000円は単純にAさんのバイトの時給よりも安い値段でした。
そこで筆者が彼女に聞いたのは、
「本当はいくらでやりたいの?」
するとAさんは、
「本当は1万円でやりたい」
と言いました。
何故すぐにでも1万円で始めないのか?と聞くと、
「今はまだ教室に通っていて、勉強中の身で」
とのことでした。
ジムトレーナー志望のBさん
Bさんは医療系に勤める方ですが、趣味で始めたトレーニングにドはまりし、大会に出たりするうちに、「ジムトレーナーを開業したい」という目標ができたそうです。
筆者と会った時にその相談をされたので、
いきなり店を構えるより、まずはモニターで何人か実績を作ってから始めたらいいのでは?
という提案に対し、
「モニターでいくらとったらいいのかわからない」
「もう少し勉強しないと、お金をとれない」
「無料でやるのはちょっと…」
と言いました。
とても矛盾したことを言っていましたが、Bさんの中では、自分の勉強が納得いったらお金がとれる、ということを言いたかったのではないかと思います。
二人の共通点
この事例から、お二人の共通点は、
・自信がない
・自分に足りないと思っているものを補えば、お金がとれるようになると思っている
という心の声を読み取りました。
しかし実際には、その相談があってから1年程経った現時点でも占いやジムトレーナーをしていないようです。
実は、勉強したから自信がつくわけでも、値段がつけられるわけでもないのです。
なぜなら、値段を安くしすぎたり、値段が決められないのは、自分自身の心が問題だからなのです。
こだわりがあるのは悪いことではないですが、「お金をいただく」ことにおいては、こだわりが強すぎると、いつまでも次のステップに進むことができません。
始めてからしか学べないことがある
この事例は、初めてリレーのスタートを切るのと似ています。
ゴール(コンテンツを売る)に向かって走りますが、実際スタートしても、コースのスタートラインをずっと横に走っていて(知識集め等)、いつまでもコースに戻って正しいコースを走ろうとしていないのです。
とりあえず正しいコース内で走り出してみない事には、
<コース上の相手と何が起きるのか>
<自分がどこで減速して曲がるのが一番早いのか>
<どうしたら早くゴールにたどり着くのか>は、わからないのです。
このお二人に起きたことは、実は筆者も医療関係からカウンセラーやwebのフリーランスに変わった時も同じことが起こりました。
全ては自分の自信の無さから、
「勉強しないと」と知識でその自信の無さを埋めようとしていました。
しかし、知識にはキリがなく、いつまでたっても勉強が終わることなく、仕事を取りに行くことができませんでした。
そんな時に、筆者が始めたのは、
・まだ仕事がとれたことが無くても、「webライター/カウンセラーだ」と周りに言いはる
・まずは実績を作るために安く仕事をすることを受け入れる
です。(その理由は後程説明します)
おそらくお二人が安い値段でとりたくないと思ったのは、単なる安売りとしか認識できず、「価値をつけるためのステップ」だととらえ、
それをいつまでに達成するのか、を決めていなかったからなのではないかと思います。
<〇人占いをしたら、その実績を元に〇円にする>
<〇人モニターをしたら値段を上げる>
等です。
それを決めてしまえば、そこを達成するまでの下積み期間に、
知識だけでは埋まらない「お金をいただく」経験を積むことができるのです。
順番を変えれば…
筆者も含め、このお二人のような、何か自分の商品やサービスを売りたいと思っている多くの方が、思考が逆転していることがあげられます。
自信のなさから、尽きることのない知識集めを、期限を決めずにやってしまうのです。
自分のコンテンツで稼いでいる人たちは、ある程度の知識を入れたら、すぐに行動に移しています。
そして、「お金をいただく」という経験の中から、「お金をいただき方」を学んでいくのです。
お金をいただいたからこそ、そこに責任がのって初めて学べることの方が、これから自分のコンテンツを売っていく方にとっては大きいです。
筆者が最初に起こした行動も、まさに知識から行動への切り替えでした。
自分の値段は自分で決める
この記事の中でお伝えしたかった一番大切なことは、題名にもある通り、
自分の値段は自分で決める
ことをしてください。
そして、決めたのなら、学ぶ期間を決め、行動を起こしてください。
行動を起こしたからこそ初めて、その値段に見合った動き方を人間はしようという見えない力が働くのです。
イメージしやすいように1つ例を出すと、
あなたが3ヶ月後、何百人かの前で2時間話すことを決められたとします。(断るとかは無しです)
お客さんからは、1人3000円いただきます。
といわれた場合と、
お客さんからは、1人30万円いただきます。
といわれた場合。
あなたはその日が来るまでの3ヶ月間、同じ動き方をしますか?
おそらく殆どの方は、違った動きをするでしょう。
人は決めたことに見合った動き方をするようにできているのです。
先ほどの占い志望の方の例でいくと、もし60分1万円の占いを提供したいのなら、
60分1万円の価値がある自分
になる必要があります。
重要なのは、自分の価値を万人にゆだねてしまわないということです。
「この値段だったら仕事とれるかな」
「あまりにも高すぎるとお客さんが来なかったらどうしよう」
という気持ちがあると、どうしても自分の仕事に自分の価値観が合わなくなってきます。
世の中では、これがこの値段なの?!と思うような商品やサービスでも、売っている人は存在します。
初めから「無理かもしれない」とあきらめるのではなく、
自分が納得する値段で設定し、
その値段に見合った自分になるには、どうしたら良いのか?
その価値をつけるにはどうしたらいいのか?
もしも逆の立場だったら、どんなものならその値段を払ってもいいと思えるのか?
を参考に、前向きに考えてみてください^^
まとめ
いかがでしたでしょうか?
知識集めをしているだけでは、いつまでたっても自信はつきません。
自分で値段を決め、一歩行動に踏み出した人から、自信をつけるチャンスがやってきますよ!
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