1×人数=無限!チームの力を最大限に発揮するには?!
どんな仕事でも、誰かと協力をしながらこなしていくという機会は必ず出てくるのではないでしょうか?
かつては農耕民族であった日本人は、チーム行動が得意とされていました。
しかし、現代では必ずしもこのチームワークが上手く発揮できているとは到底思えない現場が沢山あります。
特に筆者が経験してきた介護の現場では、あまりこのチームが上手く働いていなかったと感じていました。
ComingUPの環境では、チームの必要性と、チームワークが発揮する力に無限の可能性を感じていますが、なかなかすぐにうまくチームワークが発揮できることは少ないです。
何故ならチームということは何人かが、1人では成し得ない目標掲げて走るので、ワンマンパワー(単独行動)で何とかする、ということが難しいからです。
しかし、
「チームでやれば1人で物事をやるよりも何倍もの力が発揮できる」
ということが頭ではわかっていても、なかなかチームみんなで、ということが難しい。と思っている方が大半なのではないでしょうか?
今回はそんな方々に、チームの力を最大限に活用し、1人よりも何倍もの結果を出すための考え方をお伝えしたいと思います。
チームワークとは
ではまず、ComingUPでいうチームワークとは、という基礎的なことをお話ししたいと思います。
何故かというと、今まで受けた相談や、自らの仕事での経験として、チームの捉え方を少し勘違いしている人が非常に多かったからです。
相談の中で一番多かったのは、
「自分ばかりがやっている」
「自分はここまでやったんだから、相手がここまでやるのは当たり前なんじゃないの?!」
「あの人何もアイデア出さないじゃん。やる気あるのかな?」
「あの人は何もやってないのに、なんでチームにいるの?」
等と言った相談です。
チームの定義は色々なサイトで色々な角度からされています。
まず、
・1つの目標を目指して物事を進める
・チームメンバーが「それぞれの個性を持っている」
ということに関しては、共通しています。
しかし、この”個性”をどのように捉えるのか。
そこについてフォーカスして考えてみました。
上記の相談をしている人の多くは、「自分基準」で考えてしまうことが多いのです。
事柄が違っても、それを自分の物差しで測り、
「ここまでのことはできるのは普通だろう」と考え、相手がそれに答えられなかったときに、不満が出てしまうのです。
ここで仮に、5人のチームだとして、それぞれの人の能力や、やることのタスクを平均にして100点満点だと仮定してみます。
100点を目指そうとすると、それぞれが20点ずつやるのが普通と考えられるでしょう。
しかし、個々の能力やできることはバラバラで、10点の人がいたり、30点の人がいる、と言う場合が殆どでしょう。
ここでお伝えするチームワークとは、
もともと1人の動きでは10点が限界の人でも、チームの関りによって、15にも20にも、さらには20点以上にもなる
ということです。
また、30点の人がみんなのことを考えることによってチームの効率が上がり、35にも40にもなるということです。
この考え方が入るだけでも、チームの捉え方は少し変わって来るのではないでしょうか?
チームワークが苦手な人の特徴
では、もともとチームワークが苦手な方が持ちやすい考え方、特徴をいくつかあげてみます。
タイプ1:しっかり者だが、1人で爆走する(仕事ができる人が多い)
仕事はテキパキとこなすが、自分の価値観を物差しで相手を判断するため、「自分の基準」というものが強い。
そのため、「相手もこのくらいできて当然だ」と周りを置いて行ってしまうことが多い。「できない人に頼むと全体の仕事が遅れるので、自分がやった方が早い」と思うことも。
タイプ2:人に気を遣いすぎる
こういう人は、「他人にどう思われるか?」を気にしやすい特徴があります。自分の発言によって、他人から悪く思われるのを恐れます。
また、チームの役に立たないと自分の存在価値が無いのではないか?と恐れ、無理をしすぎて勝手に色々なものを背負い込み、息切れをします
タイプ3:個性に自信を持っている
こういうタイプの方は自分という存在が個として独立しているという状況を好むため、周りと合わせるということが苦手です。
タイプ4:自分の考えが強い
いわゆる頑固なタイプです。誰かが意見を言っても、それを断固として受け入れません。チームで意見をすり合わせるという感覚が薄く、「自分の意見こそ正しい」と思いがちです。
いかがですか?当てはまるところはありましたか?
チームとして機能するには
先ほど4タイプをあげましたが、個性をあげたらキリがないです。
それだけ沢山の個性がある中で、完璧なチームをいきなり作ることは難しいでしょう。
では、チームとして機能するには、どうすればよいでしょうか?
まずは、
1人1人がチームへの参加意識を持つこと
です。
しかし、そうは言っても、中にはチームへの参加意識が薄い人もいるというのが現状でしょう。
そんな時にはまず、次のことが必要です。
チームの不満や意見はチーム内で消化する
よいチームをつくるためには、まずそれぞれの目標(プロジェクト)に対しての認識をアウトプットしあう必要があります。
同じ目標を目指していると思ったら、最初から認識がズレていた、なんてことも少なくないです。
まずは「何を目標に進むのか」をチーム内でしっかりとアウトプットし合う必要があります。
それによってチーム1人1人が、「自分も意見を聞かれるチームメンバーの1人だ」という参加意識が持てるように、しっかりとメンバーとコミュニケーションをとることが必要です。
そしてとても大事なのは、
チームの不満や意見はチーム内で消化する
ということです。
筆者がチームを持った方々から相談を受けたとしても、そのチームに関わる他のメンバーに直接何かを伝えるということは滅多にしません。
何故なら、
そういった意見や不満を「チームの問題」としてチームメンバーが認識しなければ意味がないからです。
そしてその人自身が言いたいことを言えずにプロジェクトが進んでしまうことは、その方が置き去りになってしまいます。
その結果、本来であればその人の力が発揮できたはずの機会が失われます。
意見が言いにくい人は、「自分の意見がチームを良くしていく」という認識で関わる必要があります。
もしあなたが口をつぐんでしまったとしたら、本来チームで発揮できたかもしれない機会を失うことになるのです。
お互いがお互いの得意分野を見つける
ある程度最低限のルールは必要ですが、そこから先の能力はまちまちです。
メンバー1人1人の個性を発見する意識を持ちましょう。
自分で思う自分と、人からみる自分とでは、全てが一致しているということはあまりありません。
人から意見をもらうことは、また違った自分を発見するきっかけになります。
それがチームとしての力を発揮し、自分自身が成長することにもつながります。
すごく簡単に言うと、
チームで力を発揮するには、
「相手のいいところを見つけよう!」ということです。
小学生で教わるようなことですが、案外自分が居心地の悪さを感じるとつい「相手の悪いところ」に目が行きがちではないでしょうか。
ただ、小学生の時と違うのは、
「チームとしての力を最大限に発揮して、1人では難しい目標を達成する」
という明確な目標がある上で、その必要性があることが分かっている、ということです。
とはいえ、これは理想的な状態ですが、無理に相手のいいところだけを見なければ!!と思う必要はありません。
もしチームメンバーに対して思っていることがあるのなら、まずは意見としてあげてみて、他メンバーの認識も聞いてみてください。
何も改善せず、仲良しごっこをするわけではありませんので、まずは改善すべき問題かどうか?をチームで話し合うことも大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
チームの力を最大限に発揮するには?をまとめると、
・チームワークとは、平均点を押し付けることではない
・チーム1人1人にチームへの参加の意識をつけてもらうために、全員がコミュニケーションをしっかりとる姿勢をもつこと
・チームの意見や不満はチーム内で消化すること
・チームの力を発揮するために、それぞれが相手の得意分野(いいところ)を発見し、チームの力に加えること
もしこの記事を読んだあなたが、「なるほど」と思い、今のチームをもっと良くしたいと思っているなら、メンバーの意見として是非この記事を共有してみてください^^
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