学びから行動へ、実践の壁 

知識が沢山ある人は魅力的でしょうか?

あなたが知らない事をたくさん知っていて、
知りたいと思った時に教えてくれる人は、とても頼りになるでしょう。

あなたが今、何かを学び、知識を得たりしている目的が、
「話のネタ知識」程度のもので良ければ、これは全く問題ではないと思います。

しかし、もしあなたが知りたい分野において、

その知識を生かして仕事にしたい!

何か手に職を!

と思っているのであれば、

適切な学びが必要になってきます。

なぜ今回このようなテーマにしたのかと言うと、

筆者の元に、「知識を生かして仕事にしたい!」

という方がたくさんカウンセリングを受けていて、

なかなか結果に繋がらない方が大多数だからです。

今回そんな方々のために、知識を生かして結果を得るために
必要な学びをお伝えできたらと思います。

副業であろうとなんであろうと、何か学んだことを生かして稼ぎたい

と思われている方でしたら、こういったことは頭の隅に
インプットしておく必要があるかもしれません^^

筆者のカウンセリング実体験も含めて、解説していきます!

「わかる」と「できる」の格差

台の通り、「わかる」と「できる」の差は、雲泥の差です。

これは言わずしても分かる方が殆どだとは思いますが、
改めて実体験をお話しておきます。

筆者が独立してカウンセラーをしているので、よく筆者のもとに、

「カウンセラーで独立して稼ぎたいです」

という方々が相談に来ます。

そういった方々によくお話しをするのは、

「カウンセラーで生計を立てようと思うのは、生半可なことではありません。
まずはカウンセラーで生計を立てるための、適切な学びが必要になりますよ。」

というと、たいていの人たちが口をそろえて言うのが、

「私は心理カウンセラー〇級を持っています」

「○○塾と言う所でカウンセリングを学んできました」

それゆえ、新たな学びは必要が無い。

と言うのです。

後からわかったことですが、

多くの臨床心理士や心理カウンセラーさんは、資格こそ持っているが、
全く違う仕事についている方がとても多いことを知りました。

つまり、それは

「知識」だけにとどまり、「実践」をいかにできていないのか

がわかります。

特に、カウンセラーとしてどこかに勤めるわけでないのなら、
この「実践」という部分において、多くの学びが必要であることは、
当然のことではないでしょうか?

しかし、これはカウンセラーに限らず、

多くの方々がこの問題に当たって、結果が思うように出ずに終わってしまっているのです。

その壁とは、「実践」の壁です。

知識を得たら、すぐに仕事がもらえたり、仕事がとれると勘違いしている方

本当に多くいらっしゃいます。

「実践」の壁は甘くない

サブタイトルを見ると、少し逃げたくなる気持ちになる方もいるのではないでしょうか?

世の中を客観的にみればお分かりかと思いますが、知識を得ただけでそれが仕事にできるとしたら、世の中みんなが好きなことをできているはずです。

しかし、学んではいても、実際は別の仕事をしていて、その仕事にあまり情熱を持てずに続けている人が存在するのは何故なのでしょうか?

確かに「学び」から「実践」への過程に大きな壁が存在しています。

先ほど書いた通り、「知識を得ること」に満足し、

その知識を生かした実践を甘く見ている方々がいます。

実は筆者もそういった考えを持つ人間でした。

筆者はもともと医療系に勤めていて、色々な事情があり、
Webの仕事に転身しようと決意しました。

まず初めに起こした行動は、

・webの知識を得るための本を買って読み始める

・webライター、デザインを未経験でも求人しているところを探す

・アフィリエイトの商材を買う

こんな感じです。

「未経験OK」と書かれているので、安易な考えで、

「この職場で学びと経験を得ながら、3年くらいで独立できたらいいな」

という気持ちでした。

しかし、実際に面接に行くと、タイピングテストやらなんやらで、
3か所くらい面接に落ちてしまいました。

そこで初めて、自分の考えの浅はかさ、
知識だけでは埋まらない何かがあることを知りました。

そして、筆者はここで諦めず、「わかる」と「できる」の壁に立ち向かうことを決めました。

「できる人」になるには?

冒頭に書いた様に、「わかる」から「できる」人になるためには、

適切な学びが必要だと書きました。

その適切な学びとは、

実践の中で学ぶ、「トライ&エラー」(反復行動)です。

そのために、まずは色々なことを実践してみる必要があります。

そして、“学びの質”にも、是非こだわってください。

人から学ぶのであれば当然ですが、

「知っている人」ではなく
「やったことがある人」「できる人」に聞くのが、良いです。

当然のことだとは思いますが、これには知っておいていただきたい、深い意味があります。

何故かと言うと、ここまでこの記事を読んでいるあなたは、

「わかる」を「できる」に変えるのは楽なことではないということを既にお分かりかと思います。

そうです。本当に楽な道ではありません。

でも安心してください。

「できる人」も、過去あなたと同じような壁にぶつかり、
そのたびにトライ&エラーを反復して徐々に壁を乗り越えていった人だからです。

学びから実践へ移したい方々が、本当に学ぶべきなのは、

実践方法ではなく、

「わかる」を「できる」に変えるまでに起こる、
数々の試練を、どう乗り越えていくのか?

ということです。

なので、本やインターネット、学校で学ぶことも有効ですが、

「実践」においては、「できる人」から学ぶことを強くオススメします!

補足ですが、筆者の知り合いの数学の先生がこんなことを言っていました。

彼が働いているのは有名な高校で、賢い人たちが集まるのですが、
そんな彼に何故数学の教師をやっているかと聞くと、

「私は数学の学者になりたかった。でも、レベルが高すぎたので、
ここで数学の教師をしている。ここだけの話、
学者を目指す人に数学の問題を聞かれると、徹夜で問題に取り組んだりしている。」と。

彼はどうしたら数学の学者になれるかはわかっていても、
その壁を超えるまでには至らなかったのです。

もし数学の学者になりたい人がいたら、既に数学の学者である人に聞くのが、
一番なのは言うまでもありませんね^^

最後に、

楽に「わかる」と「できる」の壁を越えられる人はいません。

もし何かのタイミングが合って偶然できるようになったという人がいるかもしれませんが、

それはお分かりの通り、「実践癖」がついていないために、長くは続かないでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は「知識」でとどまり、実践への学びを見落とす方々が世の中に多い事、

そして、本当に知識を物にしたいのであれば、

実践(トライ&エラー)が必要であることをお伝えしました。

大切なのは、知識としての学びではなく、実践の中での学びが必要だということです。

今回は少し厳しいお話になりましたが、

「わかる」を「できる」に変えていく努力を正しい学び方で、
あなたは欲しい結果を手にすることができますよ!

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