何度も同じ失敗を繰り返している方の原因と解決法
最近筆者のもとへ、こんな相談が多くあります。
「仕事やプライベートで同じ失敗を繰り返してしまうんです。」
筆者もこういったことは過去に何度も経験し、その度に落ち込み、自己嫌悪をしました。
そして自分自身を責め続け、どんどん自信を失っていきました。
そんな経験があるからこそ、相談者の方々の気持ちがよくわかります。
失敗を指摘されたり、自分自身で気づいた時は、
「もう二度とこの失敗を繰り返さないようにしよう」
と思い、自分自身を戒めるのですが、
時が空くとまた同じ失敗を繰り返してしまって、
「自分はなんてダメなんだろう…」と自己嫌悪します。
筆者はミスを何度も繰り返して、病気じゃないかと言われるくらい酷かったです。
実際に病院に行きましたが、医者から言われたのは、
「病気ってガイドラインがあるので、
チェック項目にチェックが入ったら診断できちゃうんだよね。
あなたADHDの項目に当てはまるから、ADHDだよ~」
これを聞いて、筆者は、
病気ってこんなあっけないものなのか。
と驚いたのと同時に、病気名がわかったところでホッとするどころか、
「じゃあどうしたら?!」という気持ちでした。
前置きが長くなってしまいましたが、今回は、
何度も同じ失敗を繰り返してしまう人の原因と筆者が改善できた解決法をお伝えします!
病気かな?何故同じ失敗を繰り返してしまうのか
上記述べたように、同じ失敗を繰り返してしまう方の原因は何でしょうか。
これはカウンセリングの中で見つけていったものですが、
ほぼ大半の方々が
「目の前のことに集中できていない」
というのがほぼ全ての原因でした。
そしてさらに、失敗を繰り返せば繰り返すほど、
“自分が何度も同じ失敗を繰り返すダメな人間だ”
ということをセルフ・イメージ(※)として植え付けてしまい、
負の連鎖を起こしてしまうのです。
※セルフ・イメージ…自分に対するイメージ(印象)、自分について持っているイメージ。
※このセルフ・イメージをうまく使いこなすことによって、
なりたい自分に自由になることができるので、その方法を知りたい方はコチラ
集中できない理由
では、人が目の前のことに集中できない理由はなんでしょうか。
全てに共通する理由は、
「今」にいることができていないから、です。
どういうことかと申しますと、
人が今に集中することができない原因は
過去か未来のどちらかに、自分の思考が囚われているのです。
具体的な例を言うと
あなたが目の前の物事に集中できていない時、
頭では何か他のことを考えていて、
それは必ず、”過去”か”未来”のことであるはずです。
例えば、
・今日のご飯何にしよう
・さっき言われたあのこと、すごく気になるな
・今週末はどこへ行こうかな
という近々のものもあれば、
・過去の経験に基づく記憶から、
「人に嫌われるのが怖い」等によって現在の行動に
「人に嫌われないような反応をしなきゃ」等にばかりに意識が向く
・自分の未来がどうなってしまうのか、不安
・自分の未来が楽しみ
・死んだらどこに行くのだろう…
・いつかこうなったらいいな…
等の長い期間を飛び越えたものもあります。
基本的には、アナタの思考パターンは大体似通ったものになります。
不安や恐怖に駆られている人は、過去や未来の思考に不安や恐怖を描き、
喜びや希望に満ちている人は、喜びや希望を描きます。
どちらが良い等はありませんが、間違いなく、
今に集中することができていない理由は、過去か未来に囚われているのです。
解決法
では、上記のことが理解できたところで、具体的な解決法をお伝えします。
今に集中するために必要な要素はたったの3つです。
・明確な目標設定
まずは、
「なんのために必要で目の前の物事に向き合っているのか。」
がはっきりしていないほど、集中力が持ちません。
やることはわかっていてもそこに集中できないのは、
その先が明確に見えていないからです。
特に、自分がやりたくない業種をしている方に関しては
難しいとは思いますが、当然嫌々やっていては、
集中できずに同じミスを繰り返すのは当たり前です。
この時点で、もしも今の仕事の先になんの希望も未来も感じられないのであれば、
思い切って辞める自由が、誰にでもあります。
目標設定では、「いつまでに」「どうなるか」を具体的に決めてください。
・行動の計画立て(タスク)
この行動の計画立て(以下、タスク)は、
目の前の物事に集中するために、できる限り複雑化しない方が良いです。
例としては、たとえば目標設定に「○○試験に合格する」としたら、
タスクは、
・毎日単語を20ずつ30回読んで書く
・毎日アウトプットするために、1人は必ず誰かと会って学びをシェア
・問題集を10ページ進める
もっと簡単にすると
・毎日必ず机に座る
・机の上に試験のものだけを置く
・勉強時間のアラームをかける
等々です。
ひとは行動が単純化されると、集中しやすくなります。
明確な目標設定をしたら、それにつながるタスクを
なるだけ具体的、シンプルにしてみてください。
・自身の限界を自分で決めない
こちらは筆者の実体験なので、声を大にして言います。
自分の限界値を自分で決めてしまうと、
それ以上の自分になることは絶対にできません!!!
※これはセルフ・イメージに大きく関連します。
わかりやすく言えば、
月収100万を稼ぐのに悪戦苦闘し、これが限界だと決めてしまえば、
人はそれ以上に収入を稼ぐことができなくなるのです。
逆に、月収1000万稼ぐ意識でいれば、月収100万の動きがたやすく見えるはずです。
人は自分の決めた限界以上のパフォーマンスを出すことはできません。
ですので、これを“今”に集中できないことに置き換えると、
あなたは、あなた自身がそのタスクにおいての限界値を勝手に決めてしまっているため、あなたの潜在意識が
それ以上のパフォーマンスを出そうとしていない結果である可能性もあります。
あなたはADHD?
前置きで話した様に、病気とはあっけなく診断されてしまうものです。
精神疾患は、6年前ですら細かく分類すると300種類以上あります。
ここでお伝えしたいのは、カウンセリングをする中で、
「自分は病気だから仕方がない」と諦めてしまっている方
がいらっしゃいます。
しかし、病名をあげればキリが無いように、
病気を言い訳にいくらでも逃げることはできます。
しかし、そこで
「病気だから」と諦めて開き直る人生か、
本気で変わろうと明確な目標を設定し、
努力をして未来を切り開いていく人生か、
あなたには選ぶ自由・権利があります!!
この自由・権利は、誰にでもあります。
もしかすると、自分にだけ自由や権利が無いように思われている方が
いらっしゃるかもしれませんが、
それはあなたがそのように世界を見ているだけで、
客観的に見たら、そうあなたが思い込んでいるだけなのです!
どうせ思い込むのなら、あなたがワクワクするような自分を思い込んでみませんか?
まとめ
いかがでしたでしょうか。
内容を復習しますと、
同じ失敗を何度も繰り返す方のその原因は
「目の前のことに集中できていない」
その理由は
“過去”か”未来”に思考が囚われている
そしてその解決法は3つ
・明確な目標設定
・具体的な行動計画(タスク)
・限界値を自分で決めない
全ての人々に、どんな人生を歩むのか、
選ぶ自由・権利が与えられています。
ComingUPではこの一連の内容を実践的に行っています。
興味のある方はコチラからお問い合わせください。
この記事へのコメントはありません。