全部”自分が悪い“と自分を責めて辛い状態から抜け出せない人は絶対に見るべき
みなさんの周りに、すぐに人のせいにしたがる人はいませんか?
筆者が以前働いていた職場では、責任転嫁の嵐でした(笑)
業界が業界(医療)なだけに、責任を負わされることが怖かったのでしょう。
起きてしまった出来事が、何故起きたのか、そして今後どう防ぐのかに思考を巡らすミーティングをするのではなく、
「誰がやったのか」を暴くようなミーティングが日常茶飯事でした。
それもさることながら、
今回はクライアントさんに、こんなことで苦しんでいる方がいましたので、
実例をもとにご紹介したいと思います。
全部自分が悪い
実例を簡潔にお話しすると、
Sさんは、自分の目指す姿になるために
ある目標を達成することに奮闘中なのですが、
それに向き合おうとすると、度々現実逃避をしてしまい、
予定をすっぽかしたり連絡が途絶えたりしていました。
筆者もかつては過食症を患っていたので、
逃げたい気持ちはとてもよくわかります。
彼は生きることに意味を感じられず、
親に依存をして生きています。
すると、彼はこんな発言をしました。
「人を縛らない人生を生きたい。そのためには僕が心広く豊かであらねば。
僕のせいで、豊かに生きる機会を奪われて欲しくない。」
この「人」というのは、自分の親のことだそうです。
一見素晴らしい考えのように思いますが、現実は全く違いました。
親に迷惑をかけ続けていると口では言いながら、
「いざとなったら親に頼ればいい」
仕事が辛くなると、「なんで働かなきゃいけないんだ。」と思って、仕事が続かない。
「もしも親がいなくなったら、働くと思います。働くしかなくなるから。」
みたいな、バリバリ依存してしまっている発言をしています。
本気で「僕のせいで、豊かに生きる機会を奪われて欲しくない。」
と思っているなら、今の時点で親がいてもいなくても、自分で稼いで生きていると思いませんか?
「人のせい」も「自分のせい」も同じ
実際のやりとりはもっともっと長かったのですが、長くなってしまうので省略させていただきます。
ここで!
これを読んでいる皆さんに
注目していただきたいところがあります!
Sさんの「僕のせい」というところです!!
先程解説しましたが、言っていること、やっていることの矛盾が発生しているのは、おわかりですよね?
なぜこのようなことがおきるのか?
それは
「自分という名の他人に責任を押し付けているだけ」
だからです。
どういうことかというと、
「自分のせい」と言いながら、何も解決しようと努力しないのであれば、
「人のせい」とやっていることは同じ
ということです。
「人のせい」にする人は、自分で責任を取りたくないから、そうしていますよね?
でも、「自分のせい」と言いながら何も行動を起こさずに、その状況に甘えてしまっていたら、結果自分で責任をとっていませんよね?
Sさんの場合で言えば、「自分のせいで親を縛っている」と思うのであれば、
親に迷惑がかからないよう努力をし、自立する。
というのが、責任をとるということになるでしょう。
これを読んでいるあなたに置き換えて考えてみて欲しいのです。
あなたは、「自分のせいで」「自分が悪いから」「自分は何もできない人間だから」
と諦めてしまっていることはないでしょうか。
完全に人のせいにしてしまう人よりはいくぶんマシかもしれませんが、
「そういう自分」から抜け出そうとせず、その状態に溺れたままでは、
現状はいつまで経っても変わらず、苦しいままです。
「自分という名の他人」に責任を丸投げし
自分の人生を棒に振っていませんか?
どうしたら自分の責任で生きられるようになるのか?
あなたの周りで起きていることは、あなたにとって
良くも悪くも全てあなたが引き寄せた現実です。
全て自己責任です。
ポイントは
「自分のせい」ではなく、「自分が原因」
ということです。
もしもあなたが周りの人間関係や仕事・物事がうまく行かないと
感じているのなら、それはあなた自身が原因です。
あなたが原因ということは、その原因はあなたの中で起こっていることなので、
あなた自身が解決できるのです。
その原因を見るのが怖いために、「自分が悪い」という言葉で片づけて、
いつまでたっても逃げ続けて苦しい現状から抜け出さない人生を選ぶのも、
一時苦しくてもちゃんと原因と向き合って、自分の人生に責任をとり、
その後の人生を変えて行くのも、あなたの選択の自由なのです。
誰もがその選択肢を沢山もっていて、
誰もがそれを自ら選ぶ力をもっています!
うつと過食症だった私が克服できたのも、
「自分には何もできない」という人生の選択を
「やってみてから決めよう!」という選択に変えたからだと
確信しています。
人生は、「あなたがどう思うか?」で決まりますよ!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「人のせい」も「自分のせい」も、
結局結果自分が我慢するだけで何も状況が変わっていない人は、
同じことである。
ということがご理解いただけたでしょうか。
人のことより、まずは分離してしまった自分を取り戻し、
自分の人生は自分で責任をとって人生をあなたの描きたいように切り開いていってくれることを願っています^^
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